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ホーム >  名刺コラム >  【名刺コラム】最適な文字の大きさを知って、きちんと自分をPRできる名刺を作りませんか?

【名刺コラム】最適な文字の大きさを知って、きちんと自分をPRできる名刺を作りませんか?



名刺を作る時に文字の大きさを気にした事はありますか?

自分の事を知ってもらいたい!と、ついつい多くの情報を入れたくなりますが、91×55cmという小さな名刺には入れる情報には限度があります。
ある程度の情報に絞らないと、どんどん文字が小さくなってしまい、内容を見てもらえない、連絡先が読めなくて連絡がつかない!なんて事になりかねません。

「はじめまして」と自分を知ってもらうための大切な名刺ですから、文字の大きさにも気を配って次へつながる名刺を作りませんか?

文字が読める最小の大きさ

印刷の業界では文字や図形のサイズを表す単位のことを「ポイント」と呼び「pt」とも表記されます。

一般的に可読性のある大きさは最小でも6ポイントと言われています。
1ポイントは約0.35mmですので、6ポイントは約2.1mmという事になります。

新聞の文字サイズはおおよそ8~10ポイントが多いとされ、1文字の大きさは約2.8mm~3.5mmになります。

当店の名刺デザインを基本に、ポイントを変えたものを見てみましょう。

基本のデザイン(デザイン番号0323)

1ポイント下げたもの

2ポイント下げたもの

5ポイントになると読みづらい、読めない方も多いのではないでしょうか。
メールアドレスは読み間違いもありそうですね。

ビジネスシーンで幅広い年齢層に配る名刺の場合、あまり文字を小さくするのは名刺としての役割を果たせない可能性があります。

書体によって異なる大きさ

明朝体・ゴシック体・ユニバーサルデザインフォント、3種類の書体を使い、同じポイント数で作ってみました。

同じ文字の大きさでも、書体によって見え方が変わります。
基本のデザインの明朝体でも読みづらさはあまり感じられないかもしれませんが、ゴシック体に比べると若干可読性が劣る印象です。
また、読みやすさを追及したユニバーサルデザインフォント(UDフォント)にすると読みさすさがグッとアップしました。

文字の大きさを決める時は、“明朝体はやや大きいポイント数”にする、など書体による見え方の違いにも考慮すると良いかもしれませんね。

■参考サイト:【名刺コラム】フォント(書体)について考えてみよう!
■ユニバーサルデザインフォント(UDフォント)について→モリサワのUD書体
■書体一覧はこちら→フォント(書体)の変更

背景の色にも注意!

背景の色によっても文字の読みやすさは変わります。
下の2つを比べてみてください。

明朝体は横線が細く作られているため、背景を黒くすると横線が背景に馴染みやすくなり、結果として読みづらくなってしまいます。

次に、書体による見え方の違いも見てみましょう。

明朝体に比べて、他の2つは若干読みやすくなっているように感じます。

暗い背景に白い文字を配置するなど、コントラストが高いデザインの場合は、文字を太くする、ゴシック体などの文字(書体)にメリハリのないものを選ぶなど可読性に配慮する事が大切です。

最後に

アーティス名刺工房のデザインサンプルは文字が読める大きさに配慮してデザインしていますが、「小さいかな?」と気になる場合は気軽に修正依頼をしてください。
またご自身でお作りになる時も文字のポイント数に注意すると良いと思います。

    【最低ポイント数の目安】
     名 前・・・12ポイント以上
     ふりがな・・・6ポイント以上
     会社名・・・7ポイント以上
     役 職・・・7ポイント以上
     住所等・・・6ポイント以上
名刺のサイズは限られていますので、あまり情報を多く入れると文字の大きさがどんどん小さくなっていきます。
あまりにも文字が小さくて渡す相手が読みづらいと感じるのは本末転倒。
入れる情報は精査して、名刺本来の役割を果たすようにしたいですね。
2021年8月24日