【名刺コラム】色の三属性(色相・明度・彩度)を理解し、トレンドカラーを名刺に取り入れよう!
そこで今回は基本となる『色の三属性』についてご説明させていただきます。
『色の三属性』とは「色相」「明度」「彩度」の3つのことをいい、ある属性が変化しても、他の属性はそれによる影響を受けないという性質があり、右図のように色立体として三次元的に表現できます。
それでは、それぞれについて見ていきましょう。
色立体
色相(しきそう/Hues)
色みは、光の波長の違いによって変化します。
心理四原色から始まり、知覚的に等間隔に感じられるように設定し、24色で表しています。
色相を環状に配置し、色を体系化する方法として、色相環があります。
*心理四原色とは人間の色覚の基礎をなす主要色「赤・黄・緑・青」のことです。
*右側の画像はイメージで厳格に再現したものではありません。
色相環
明度(めいど/Lightness)
明度が高くなるごとに白に近づき、低くなると黒に近づきます。
最高明度の白を10、最低明度の黒を0とします。
(実際に見ることができる明度は9.5~1までと言われています)
明度の変化
彩度(さいど/Saturation)
色みが明瞭な色は彩度が高く、くすんだ色は彩度が低くなります。
同じ色相・明度であっても、彩度が高ければより鮮明に見えます。
各色相の最も再度が高い色のことを純色と呼びます。
彩度の変化
有彩色・無彩色
一般的な呼び方では、「カラー」と「モノクロ」ですね。
有彩色は「色相」「彩度」「明度」を持ちます。
無彩色は「明度」のみ持ちます。
2018年秋冬のトレンドカラー
ところで毎年、春夏(SS)、秋冬(AW)のトレンドカラーが発表されるのをご存知でしょうか?
トレンドカラーは、マーケットの動向調査と日本、フランス、スイス、など多くの国が加盟するインターカラー(国際流行色委員会)によって2年前に決められ、JAFCA(一般社団法人日本流行色協会)が日本の産業に向けて発表しています。
今年(2018年~2019年)秋冬は「ベイクドカラー」!
「ベイクドカラー」は、「明度」「彩度」が低めのくすんでいるような色合いで「スモーキーカラー」ともいわれます。
名刺も「ベイクドカラー」で作成すると落ち着いた印象になります。
ご希望のお色がないデザインもご変更が可能です。
カラーチャートからお選びいただくと簡単です。
ベイクドカラー