【名刺コラム】印刷に適したdpi、画素数について考えよう!
今回は、印刷に適した解像度と、そのために必要な画素数についてご説明したいと思います。
印刷に適した解像度は?
つまり、1inchの長さの中に350個の画素が含まれている写真であれば、印刷の際にが粗くなってしまうことはありません。
下記の写真は、同じ写真を350dpiと72dpiで印刷した際のイメージ画像です。
拡大図を見てみると、350dpiは毛並みがハッキリとわかりますが、72dpiは毛並みがモザイクのようになっています。
Webサイト上で使用されている画像は、72dpiで作成されておりますので、Webサイトから直接ダウンロードしたロゴや画像をそのまま印刷に使ってしまうと、このような粗い印刷結果になってしまって後悔することになります。
名刺の印刷に適した写真の画素数は?
名刺のタテヨコの長さを㎜からinch(25.4㎜)に換算すると・・・91㎜ (3.58inch) × 55㎜ (2.16inch)になります。
ここで、350dpiの解像度を確保するためには、1inchの中にそれぞれ、350pxの画素が必要になりますので名刺のタテヨコで必要になる画素数はそれぞれ3.58inch×350px、2.16inch×350px の計算で求めることができます。
デジカメやスマホの画素数の表記に言い換えるなら、「約100万px= 1メガピクセル」程度の写真データが必要であるといえます。
【参考】カメラの画素数の選び方
カメラの一般的な画素数の規格は下記のようになっております。
QVGA:320×240
VGA:640×480
XGA:1024×768
HD:1280×720
UXGA:1600×1200
FULL HD:1920×1080
WUXGA:1920×1200
QXGA:2048×1536
QUXGA:3200×2400
(単位: px)
先ほど計算した通り、名刺の印刷に必要な画素数は、『1253×756』ですので、上記の規格で言えば、おおむね、『HD: 1280×720』以上の画素数で写真を撮っていれば、名刺に載せるために適した写真を撮ることができます。
名刺用の写真を撮影する際には、参考にされてみてはいかがでしょうか。
以上、名刺コラムでした。