【名刺コラム】約物(やくもの)ってなに?名刺での使用方法
普段何気なく目にしている約物(やくもの)、今回はその種類と意味、名刺における使用方法について調べてみました。
ページ内目次
約物(やくもの)の種類と意味
句点
文の終わりを意味する。
横組や英語表記の場合は、「.」(ピリオド)を使用することがある。
読点
文の区切りに使用する。
横組や英語表記の場合は、「,」(コンマ)を使用することがある。
終止符、ピリオド
文章の最後に付けられる。日本語の句点と同じ意味。
コンマ(カンマ)
複数のものを列挙するときや、副文を導くために使われる。
丸括弧・二重丸括弧
文章中の一部を括弧で囲むことにより注記を加えたり、目立たせたりする場合に使用する。
かぎ括弧・二重かぎ括弧
文章中、会話の部分を表現したり、特に注意を喚起する語句を挿入する場合に使用する。
波括弧・角括弧・亀甲括弧・山括弧・隅付き括弧
決まった使用方法はなく、他と区別して強調する場合に使われることが多い。
二点リーダ・三点リーダ
会話文の中で、「沈黙」や「絶句」などの言葉の「間」を表現している。言葉を濁し、相手に意図を汲み取ってほしい時にも使用する。
中点、中黒
複数の名詞の並置に使われる。
「、」よりも全体が一つの塊である意味合いが強くなる。
中黒を3個続けたものと、三点リーダは別ものである。
感嘆符、エクスクラメーションマーク
文の最後に付け、驚きを表している。
びっくりマークとも呼ばれている。
疑問符、クエスチョンマーク
疑問文の最後に付けられる。
はてなマークとも呼ばれる。
米印
文章中の語句に注釈を付ける場合や、段落の外などで付け加えるときに使う。
アスタリスク
脚注を表すのに用いられる。
原語の意味は「小さい星」
コロン
文の区切りを示す。
引用や例示する前などにも用いられ、時刻の表示にも使われる。
セミコロン
文の区切りを示す。
コンマが続くときに、大きな区切りを示すコンマの代わりに使われる。
番号記号、井桁
数字の前に置かれてそれが番号であることを示す。
No.と同じ。部屋番号の前につけたりする。
単価記号、アットマーク
英単語のatの代わりに使われる。
数字の前に@をつけ、単価として使われる。
名刺における使用方法
メール、Instagram等、タイトルとアドレスやアカウントを区別するためによく使用されるのは「コロン(:)」です。
また、英語表記の住所には「コンマ ( , )」を、裏面の業務内容には括弧を使用することが多いです。
まとめ
何気なく使っていたので、使われる意味や用途を調べてみて間違って使っていたのが「中黒3つ・・・」と「3点リーダ…」同じだと思っていました。
あと、よくあるのが「ピリオド(.)」と「コンマ(,)」、「コロン( : )」と「セミコロン( ; )」の混在です。
仕事で使用する場合は、注意しましょう。
すべての名刺に約物(やくもの)が必要ではなく、スペースで代用できることもあります。
当店では、お選びいただいたサンプルデザインや記載内容等、全体のバランスを考えて見やすい名刺を心がけています。
ご希望があればお気軽にお申し付けください。
2017/08/19