2004年-月-日

こんな名刺の使い方をしました。私が会社を作るのにあたって休みの日も会社に出てきてメールで相談にのってくれたインドネシア人の友人がいます。
ビジネス・パートナーでもあるのですが、先日出張で行くのにお土産として私の会社の名刺に適当に肩書きを作って名前を入れたものを作ってプレゼントしました。
案の定、というべきか思ったより以上に喜んでくれ、滞在中も始終名刺の話をしていましたし、信頼の絆はもっと深まった気がします。私も会社員をしていた頃、初めて名刺を持たせてもらえた日のうれしさを思い起こしました。
日本の企業は今でも事務職の女性に名刺を持たせないところがたくさんあると思います。私が勤務していた総合商社は事務職の女性は管理職の判断で持てたり持てなかったりでしたが、私はできるだけ部下の女性には派遣社員でも稟議書を書いてまで名刺を持たせていました。
名刺1枚で社会人としての自覚が変わるんです。
特に長年派遣社員ばかりやってきた人など涙を流して喜んでくれました。
自分の名前の印刷された名刺をいとおしそうに見て、そして嬉々として名刺入れを買いに行った姿をよく覚えています。本当に小さな紙1枚ですが、人の精神を変えたり、心と心がつながるものなんですね。これからも良いお仕事をなさってください。